富山の”某有名人”(R/Hamada殿)から
「船長!生きとるけぇ~、ところでさぁ~ アンカー持っとるぅ~?」と電話が。

船長
「はい 船にアンカーは必要ですから、巻き上げウインチとロープ100m有ります」と返事。

殿
「あのさぁ~ 真鯛の完全フカセやりたいんやけどぉ~」
「ポイント着いたらぁ~、 船 泊めとくだけやからぁ~ ガソリン代”センエン”で大丈夫やしぃ~」
(※ガソリン千円やと湾口往復しかないのに、沖まで行けんゾイねぇ・・・と内心呟く)

船長
「今年は 真鯛の釣り方を色々やってみたいと思っていますよ」
「フカセは人数限られるから、鯛ラバなどを中心に考えています」

殿
「まあぁ~、フカセはオレ一人でいいんやけどぉ~」
「真鯛 釣れ出したらおしえてぇ~」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というようなやり取りもあったりして。


先週から 真鯛偵察に出ています。

20日 早朝4:00 日の出前出港。
マリーナ出口でガスが・・・、チョイいやな雰囲気。

スロー航行で 北湾の中ほどまで来ると陸は まったく見えず、
いつも目標にしている”祖母ヶ浦”(ばがうら)の灯台も見えません。
しかし 天気予報などから 日の出とともにガスは晴れると予想し
そのまま航行続行、GPSとコンパスが頼りです。


湾の出口に近づくと かすかに陸が確認できるようになり 空も薄明るくなってきました。
まだ所々にガスの残りがあってスピードを上げられません。

そのとき 後ろから追い抜いてゆく船が・・・見覚えのある漁船。
造船所の職人さんの船でした。
職人さんは この辺で まだ誰も完全フカセをやっていない頃から取り組んでいた
”完全フカセの先達者”。
いろいろ教えてもらったり、情報を頂いたりしています。

職人さんの船の後ろについて進み、ポイントに着くと 日が昇ったこともあり
ガスが晴れてスッキリ見渡せます。
すでに 何隻か船が・・・(この人たち何時ごろ出てきたんだろう?)


アンカーを打って船を泊め 鯛ラバを落とす、自分が釣るより 周りの釣果が気になります。

続々と 船が集まりだして 船団が。
P1060018


しかし 時間が経過しても 釣れていない様子、たまに どこかでフクラギが釣れている程度。

前出の職人さんに聞いてみても 「まったくダメ!」。


かなり粘ってみたのですが他船も釣れている様子が無く、真鯛は諦めて 他のポイント状況を偵察に。


岸寄りのポイントでは まだ若干デミ潮が残っています。

赤潮の残りもまだ多かったです。
能登で赤潮と言われているのは 春恒例の夜光虫の大量発生で、ある水温に達すると起きる現象。
死んだ夜光虫は白くなって 水中を漂いやがて海底に溜まります。
(・・・これが魚探に写って惑わされます)


釣果は フクラギと
P1060021

キジハタ
P1060023


キジハタがポツポツ釣れだしています。
フクラギもポイントとタイミングが合えば数が期待できますね。


外浦では 春アオリが釣れだしたり スーパーに地元定置網に入ったアオリが並んだり。



そろそろ赤い”の確実・・・が期待できそうです。